自動車美装の世界を切り拓けキレイを支える美装技術者と
「PITPRO」の心意気

ガソリンスタンドで洗車の仕事を覚えてから20年以上が経った。想像していたより深い世界で、突き詰めていくうちに洗車沼から抜けられなくなってしまった。

洗車のクオリティを左右するものには大きく2つの要素がある。一つは、当然ながら洗車を行う美装技術者の技量。もう一つは、洗車に使う洗剤やコーティング剤などのアイテムだ。この2つが高いバランスで交わったときに「プロの仕事」と呼べると思う。

この世には一人として同じ人間はいない。クルマも一台として同じものはない。同年代の同車種であっても、乗る人によって全くコンディションは異なるし、青空駐車とガレージ保管とではボディの劣化具合が違う。さらに言えば、お客さんが求めるキレイのレベルも違う。だから、キレイを追い求めるためには、美装技術者の知識と経験が不可欠だ。

クルマの年式、色、走行距離や保管状況によってボディのコンディションは様々。 上質なカーコーティングには、美装技術者の知識と経験、そしてコンディションに合ったコーティング剤の選定、施工が重要になる。
クルマの年式、色、走行距離や保管状況によってボディのコンディションは様々。
上質なカーコーティングには、美装技術者の知識と経験、そしてコンディションに合ったコーティング剤の選定、施工が重要になる。

例えば、カーコーティングを上手い人がやれば、ムラなくモレなく、モチも良い。料理は仕込みが8割と言われるが、カーコーティングの下地処理も同じだ。新車はともかく経年車は一筋縄にはいかない。コーティング剤がしっかりのるように、ていねいに汚れをとり、磨きをかけて、表面を整えていく。黒ずみ、鉄粉、水あか、埃などを見逃さないように、目をこらす。磨き終わったらまた表面の油脂をとる。

カーコーティングは徹底的な洗車から始まる。 洗車する際、できるだけきめ細かい泡を作って泡で汚れを浮かせて落とす。1日に何台もやるのはなかなかの重労働だ。
カーコーティングは徹底的な洗車から始まる。
洗車する際、できるだけきめ細かい泡を作って泡で汚れを浮かせて落とす。1日に何台もやるのはなかなかの重労働だ。

普通の人が見たら神経質に見えるくらい、できる限りのことをやり尽くしてから、コーティング剤の施工を行う。施工をするときは、日差しや気温、湿度も考慮する。クルマの状態や施工する環境によって微調整をしないと、仕上がりが大きく変わってしまう。

人間の手でできることには限界がある。だからPITPROブランドのコーティング施工システムに助けてもらっている。コーティング剤がのりやすいように、有効成分がボディの表面を整えてくれるのだ。しかも、普通、下地処理と施工で2工程必要なものを1工程で済ませられるので、時短になるし、工数を減らせる分、お客さんにも手ごろな価格で提供できる。もちろん品質に妥協はない。

研磨作業は、コーティング剤とボディコンディションに合わせる施工者の経験と技術が問われる工程。 PITPROブランドのコーティング施工システムは、仕上がりの美観も良く、美装技術者の負担も減らしてくれる。
研磨作業は、コーティング剤とボディコンディションに合わせる施工者の経験と技術が問われる工程。
PITPROブランドのコーティング施工システムは、仕上がりの美観も良く、美装技術者の負担も減らしてくれる。

しっかり効いて扱いやすいのがPITPRO。しかも施工がしやすいので、美装技術者の仕事の品質が安定するし、ムラなくモレもなく、モチも良くなる。PITPROというブランドには、美装技術者とお客さんの両方のためになるものをつくろうという気概を感じるのだ。

正直に言って、カーコーティング剤は売りっぱなしのところもあると思う。本当に有効成分が入っているのか、安全なものなのか心配になるものも一部にはある。一方で、一般のお客さんが使うものはトラブルがあったらいけないので、どうしても安全重視で有効成分が少なく、効果が低いものになりがちだ。プロの施工とは比べものにならない。そのような中で、PITPROはきちんとエビデンスを出してくる珍しいブランドだ。どんな成分がどれだけ入っていて、それがどういう効果につながるのか、オープンにしている。美装技術者とお客さんに対して真面目だから、こちらも信用して使えるのだ。

PITPROは美装技術者に対して、有効成分などの情報をできる限り提供している。 高いコーティング品質は、美装技術者との信頼関係から生まれている。
PITPROは美装技術者に対して、有効成分などの情報をできる限り提供している。
高いコーティング品質は、美装技術者との信頼関係から生まれている。

美装技術者の声をしっかり聞いて、それに応える商品をつくる姿勢にも共感している。「もっと施工を簡単に」「施工時間を短く」など要望をあげればそれに応えてくれる。美装技術者の意見が反映されることがあれば、すぐには実現できないものもあるけれど、定期的にバージョンアップしている。これはほかのブランドでは見られない。美装技術者のプロの技とPITPROの性能のコンビネーションで、高い品質を短時間で提供できるというわけだ。

クルマの内側で使えるPITPRO商品もある。車内清掃ではあまり差がつかない。掃除をして、シートのシミをとって、拭けるところはていねいに拭く。ゴミや汚れがないのは当たり前で、大切なのは、乗る人が快適かどうか。空間の居心地を左右するのは「匂い」だ。お客さんを乗せるために清潔に保たれているタクシーでも不快だなと思うのは前の客の残り香や、運転手さんの体臭など。PITPROはその辺りのこともよく理解していて、消臭・抗菌に効果がある商品をきちっと出してくれる。

PITPRO『カールームコーティング』を使えば除菌・抗菌・抗ウイルスに加え、PM2.5を付着防止し臭いも抑える。微細化噴霧をすることで効果を広範囲に行き渡らせつつ長期間維持する事ができる。
PITPRO『カールームコーティング』を使えば除菌・抗菌・抗ウイルスに加え、PM2.5を付着防止し臭いも抑える。
微細化噴霧をすることで効果を広範囲に行き渡らせつつ長期間維持する事ができる。

商品開発の進め方を見ても、お客さんにキレイで快適なクルマに長く乗ってほしいという想いが込められていることが伝わってくる。だから、これからも美装技術者としてPITPROの進化にも関わっていきたいと自然に思えるのだ。クルマの美装の世界は、まだまだ進化する余地がある。まだ世の中にない価値を、PITPROと一緒なら、つくっていける気がする。

Collaborator佐久間 啓 様
Writer富山 武史
Photographer曽田 英介

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