PITPRO

僕たちメカニックの朝は、デスクワークから始まる。メールの確認、見積もりの確認、パーツの発注と届いたパーツの検品、そしてスケジュール確認。わかっていたことだが、今日も朝から作業の予約が詰まっている。オイル交換に点検、タイヤ交換にオーディオと車載カメラの取り付け。ピットサービスのフルコースだ。

車両を診断して修理が必要な場合はお客さんに見積もりを出すし、店舗にないパーツは取り寄せる必要がある。エンジンから気になる異音があるなど、お客様が予約していたサービスメニューと全く違う問題が見つかることもある。入庫する車は車種も年式も状態も違う。お客様が求めているサービス内容も様々だ。毎日違うことをしているから、ルーティンワークと呼べるものはあまりない。でも、それが面白いから、僕はメカニックを続けている。

夏タイヤと冬タイヤを切り替える時期などは予約が集中するから、それこそ分刻みのスケジュールになる。これはタイヤ交換に限らずだが、予約時間の中で一つのサービスをやりきることで精一杯ということもある。お客さんとじっくり話しながら車を診断するほどの余裕はない。快適に乗ることを考えたら、本当はそういう時間もあったほうがいいのだけれど。そんなメカニックのフラストレーションを和らげてくれるのが、PITPROブランドの商品だ。作業時間がタイトな時でも、PITPROの商品でお客さんのために何かしてあげられる。

例えば、エンジンの異音や燃費の悪化は内部の汚れが一因だ。エンジンのメンテナンスはオイル交換が必須だが、実はもう一つ有効なモノがある。それはガソリンつまり燃料が通る道の洗浄だ。

経年劣化で汚れが積まることで燃費の悪化やエンジンの不調につながることがある。しかも最近の車は燃料調節をコンピュータが制御するためにユーザーは気づかないうちに燃費が悪化してしまう。エンジンをクルマから下ろしてバラせばキレイに掃除できるけれど、当然入庫が必要になるし、費用もかかる。しかも、やったからといって、お客さんが劇的な改善を感じられるかといえば、そうでもなかったりする。そこで、PITPROフューエルラインクリーニングの出番だ。ガソリンが燃える箇所に直接洗浄剤を注入し、燃料と一緒に燃やすことで溜まった汚れを除去できる。

最近のハイブリッドやアイドリングストップ車はエンジン内の温度が上がりきらず燃料の燃え残りが出やすいので特にお勧めだ。

PITPROというネーミングも良い。メカニックへのリスペクトも感じるし、響きもカッコいい。似たような商品があってもPITPROを指名したくなるし、お客様に提案もしやすい。プロユースの品質の良いものだと名前から伝わるからだ。

PITPROは、メカニックの声から生まれたブランドだから、痒いところに手が届いている。施工時間は短いし、作業もシンプル。施工手順も丁寧に案内してくれるので、新人や若手のメカニックでも安定して作業品質を保つことができる。しかもPITPROはオイル関係以外にも、内装、外装、リフレッシュ関連など商品バリエーションが豊富だ。PROを名乗るだけあって、中途半端なものはない。

メカニックのプロがユーザー個々の車状況を見て、技術と知識で施工するから、市販品では得られない仕上がりと効果があるのが、PITPROの醍醐味だ。

だから、お客様にも安心して勧められるし、費用も時間も節約しながら、燃費や乗り心地の回復を実感できる。「フューエルラインクリーニングのあと、快調だよ」と、お客さんに効果を実感してもらえるのはありがたい。こんなことは市販品ではなかなか見られない。

おっと、考えごとをしていたら、PIT予約の時間が迫ってきた。最初のお客さんのメニューはオイル交換。よし。経年車だからフューエルラインクリーニングを勧めてみようか。点検のお客さんには消臭のサービスを提案するのも良さそうだ。タイヤ交換の時は、下回りの防錆を勧めてみようか。さあ今日も、お客さんのために価値ある仕事をしよう。PITPROと共に。